広尾の日本赤十字医療センターでの出産レポートです。
退院前日、沐浴の練習があります。
日赤では「ドライテクニック」という方法を取り入れていています。
出産後赤ちゃんをすぐにはお風呂に入れずに血液等最小限の汚れを拭き取るのみで
胎脂や羊水をそのままにして発汗が始まる4~5日目までは沐浴を開始しないという方法です。
胎脂は保湿効果の他に抗菌効果もあり、
更には胎脂のにおいで母子の絆も深まるという説もあるらしく
最近の主流になりつつあるそうです。
そんなことを全く知らなかったので、退院前日の沐浴練習まではスタッフの方が
沐浴してくれるのかなぁ~なんて思っていました。
息子をベッドサイドに連れてこられたときに頭に血の塊がついていて、
数日経ってもそのままだったので、どうして取ってくれないんだろう?
よっぽど頑固にこびりついてるのかな?
と不思議に思っていました。
ということで、生後4日目にして初めてのお風呂です。
お昼の12:00頃から順番に声がかかるとのことだったのですが、
沐浴担当の助産師さんの手が空いたらしく、午前の早い時間に
「ご都合よろしければ午前中に沐浴いかがですか?」と声をかけてくださいました。
前の日に母乳指導攻撃(笑)でシャワーを浴びられなかったので
予約表が空いていたら浴びたいと思っている旨を伝えたら、
「じゃあ、お部屋に戻られる頃に呼びに来ますね!」と快くご対応いただきました。
この日は夫の両親が新幹線で上京する日だったので、
午前中に沐浴を済ませられたのは助かりました。
いざ、沐浴!!
呼びに来てくださったとき、息子は爆睡中。
「寝ちゃったね~。起きちゃうかなぁ。ごめんね~。」
などと言いながら沐浴練習を始めます。
(以下、助産師さんの発言:助)
服を脱がして・・・
起きない。
助:「良く寝てますね~」
お湯につけて・・・
起きない。
助:「起きないね~。いい子だね~。」
洗い始めて・・・
起きない。
助:「楽ですね~。」
顔を拭いて・・・
起きない。
助:「珍しいですね~。」
ひっくり返して背中を洗って・・・
起きない。
「すごい!珍しいですね。でも、お湯から出るとき泣いちゃうかな~?」
お湯からあげて・・・
まだ起きない。
助:「これは珍しい!!すごいなぁ!!!こんな子初めてです。」
身体を拭く・・・
まだ起きない。
助:「え~?まだ起きないの~(笑)??」
おむつをはかせる・・・
ようやく起きました!!!
助:「この子はお風呂が楽チンですね~。良かったですね!」
・・・この爆睡っぷりは、間違いなく
夫の遺伝!!
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